私が05年5月に手に入れた音源の紹介です。
今月は全体は少ないものの、名盤が多めです。
長く聴いている作品、聴いていくだろう作品が多いですね。是非。
●Har-You Percussion Group/Har-You Percussion Group
レア・グルーヴ特集の常連!こういう作品のCD化は嬉しい。
絶対アナログでは買えないし、諦めちゃいますからね。
今聴いてもキラー・チューン“Welcom To The Party”の
強烈なアフロ・キューバン・ビートは圧巻です。
自分にはないビートとはいえ、いやぁ、格好いいなぁ。
●Jimmy Smith /Respect
“Mercy mercy Mecy”や"Respect"など、
当時流行っていたR&B系のヒット曲をカバーした
すんごく聴きやすい作品。ジミー・スミスの数ある作品中の名盤!と
いうわけではないですが、オルガン、ドライブしております。
僕は彼のVerve作品よりやはりBlue Note作品の方が好きだな。
●Lord Finesse/Return Of The Funky Man
D.I.T.C.のメンバーでは群を抜いてストイックな男、ロード・フィネス。
92年の彼のソロ2作目。ダイアモンドとショウビズのトラックが
たまりません。二人はバトルのように熱く渋いトラックを提供してます。
ストイックなトラックにストイックなラップ。
当時のNYハードコアをみせつけた上質な一品。
●Roland Haynes/2ND WAVE
ブラック・ジャズに残したこのアルバムでのみ知られるらしい、
謎のピアニスト、ローランド・ヘインズ。カーク・ライトシーとの
ツイン・エレクトリック・ピアノがまずやられます。僕elp大好き。
これで初めて聴く名前の彼の作品を買ったようなものです。
浮遊するかのような音色とロウなビートのアブストラクト・ジャズ
「Eglise」、高速ファンクに2台のキーボードが走る
「Second Wave」他、ナイスなグルーヴ満載です。
●KM-MARKIT/VIVID
私が大好きなラッパーLIBRO(天才)の
“Doytena 2000”への参加で
初録音したケムマキの1stアルバム。UBGの生え抜きらしく、
そこらへんの面子大集合。口からこぼれるような、と言いますか、
なんか体を使わずに首から上でラップをしているかのようなスタイル。
悪い意味ではないんだけど。多芸だし、緩急あるフローもいいですね。
全体的には聴きやすい曲、ハードな曲とバラエティもあっていいのでは。
個人的にはゲストのZEEBRAの新しいスタイルがやはり華あるな、と感心。
●breakthrough/breakthrough
ライムスターのDJ/トラックメイカーのDJ JINを中心に、
クラブDJのMASAYA FANTASISTA、DSK INVISIBLEという面子の
”breakthrough”。ジャジーでファンキーなビート満載です。
彼等主催の毎月開催してる同名のイベントをパッケージ。
ゲストがまた濃い。Count Bass 、Bahamadia、Maspyke等の海外勢、
PES&SU(RIP SLYME)、GAGLE、PUSHIM等の日本勢。渋い。
●DJ TATSUTA/DYNAMAITE
MCU(キック)らとRADICAL FREAKSで活躍していた彼の1st。
KREVAと共にプロデュースユニット、顔PASSブラザーズでも
活躍してますね。(ミッシー・エリオットのリミックスもやってる!)
そんな彼のアルバムってことでファンキー・グラマー勢大集合。
もちろんのキック。ライムス、GAKU-MC、MELLOW YELLOW、
アルファ、CHANNEL、CUEZERO他。陽気で楽しくファンキーですよ。
●菊地成孔/南米のエリザベス・テーラー
実に官能的なジャズ。そしてゴージャス。
アルゼンチンはブエノスアイレスに行かれた事から生まれた音楽は
様々な要素を自分の音楽に昇華しております。ゲストに、
カヒミ・カリィ、内田也哉子。そして僕が買ったなにより、は
大学の同期の映画監督、冨永昌敬氏の短編映画的PVが
収録されているから。これまた濃い世界観で。お見事です。
●m-flo/ASTROMANTIC CHARM SCHOOL
先月ここに載せた傑作「ASTROMANTIC」のリミックス版。
冨田ラボ、コモエスタ八重樫、HALFBY等々の凄腕面子の中で
私が一番やられたのはFree Tempo。いやぁ、まいったなぁ。
踊れちゃうけど、泣けてきます。イントロの1分間だけで悩殺。
美しい。
●Free Tempo/ORIENTAL QUAINT
1枚目は持っていたけど、それほど気にしていませんでした。
でもね、上のm-floのリミックスで目覚めてしまいました。
ようやく、遅ればせながら、彼の天才に気が付きました。
ブラジリアンジャズをベースに切ないけども最高な幸せ感が
詰まってます。はぁ〜、ため息漏れるぜ。これはアルバム3枚目。
●Free Tempo/The World Is Echoed
半沢武志のソロユニット、Free Tempoの傑作2枚目。
こういうハウス系のビートもいいね〜と教えてくれたのは彼です。
独自のメロディーセンス。クラブ的なアングラ感と抜群のポップ感。
この同居。流して聴いてもいい感じ。もっと細かく一つ一つの音の鳴り
を聴いていっても抜群のセンスが感じられます。すげぇ。